あれこれ悩んだ末にJota+であっさり解決した話
あれこれ悩んだ末にJota+というアプリケーションを導入してあっさり解決した話。実に間の抜けた話であった。
Dropbox専用エディタが使いにくい
要は使うからにはしっかり調べろよという話だ。
自分はどうも事をややこしくする才能があるのか、バスを待つのが面倒で歩いた結果、後から来たバスに追い抜かれるなど、面倒くさがった結果より面倒くさくなるという事例がいくつかある。今回のテキストエディタもその例だ。
Chromebookやスマートフォンで文章を書く際、私は状況に応じてDropbox専用のテキストエディタや、Googleドキュメントを使い分けている。しかしどうもDropbox専用エディタを使っていると些か不便を感じる様になった。Androidアプリ版Dropboxでは複数のファイルを参照しながら文章を書く必要が出た時に一辺に開けないのだ。スマートフォンは画面が小さいから仕方ないとして、Chromebookでもこの状態は正直困る。
Chromebookに実装されているテキストエディタの使用感はどうにも馴染まなかった。書ければ何でも良いはずだが、これも複数のファイルを一辺に開けない。閉じたり開いたりしなければならない。
元々PCで使えるDropboxデスクトップ版の方に慣れていたので、同じ使用感を得られないかと思いながらも面倒くさがってに一々ファイルを閉じて開いてとやっていた。しかしそろそろ堪えるのをやめた。Chromebookを導入して1年近く経っての話である。
XubuntuやLinux導入でどうにかしようとする
以前に古いPCをUbuntuマシンにした。今でも使っているこのUbuntuに標準で実装されているテキストエディタの使い心地が結構良かった。
そして何を思ったかChromebookにLinux系統のOSを導入できないかと考えたのだ。シェルフで画面の下にアプリケーションソフトが表示されるタイプじゃなくてWindowsやUbuntuのようなデスクトップ環境も一緒に入れてしまおうなどと着想した訳だ。
Xubuntuあたりを導入しようと開発者モードにしてコマンド入れてとやってみたものの、これがどうにも上手くいかない。
アレコレ悩んでいる内に致命的な情報を得た。C101PAはARMのアーキテクチャを採用しているので、デスクトップ版のDropboxは使えないとのこと*1。この情報がトドメになり、Xubuntuを手に入れようと躍起になっていた自分は冷静さを取り戻した。
Xubuntuに拘る必要はない。頭を切り替えた私は、ChromebookにCrodtiniなる機能が実装され、開発者モードにしなくてもLinuxのターミナルが導入出来るという話を聞きつけた*2。
自分が使っているC101PAもCrostiniに対応している*3。
この導入を試みた2019年2月27日現在、C101PAでは「設定」からLinuxを簡単に導入できる。「設定」を開いて画面をスクロールしていくとGoogle Playストアの下あたりに「Linux(ベータ版)」という項目がある。これを「オンにする」を選択すれば簡単にターミナルが導入される*4。
ターミナルからコマンド入力してテキストエディタを探す。調べたところ、Ubuntuでは「テキストエディタ」名義で最初から実装されているこのソフトはgeditと呼ばれ、フリーウェアとして無料で使えるという。
この手の話に強くはない自分でも、調べながらなら導入することは出来る。ターミナルからgeditを入れ、さあ次は日本語変換できる様にするには、コピー&ペーストできる様にするには、どうしたら良いものか……と考えたところで、ハタと気づいた。
すっかり忘れていた。Chromebookなら、Androidアプリも動くじゃないの。
6時間の悩みが650円と3分で解決
んでGooglePlayストアに直行。テキストエディタで検索かけて、良さげなのを見繕う。
Jota+があった。あれこれ機能が制限されているトライアル版が有ったのでさっそく試す。トライアル版は画面の下端に広告が表示され、1日に開けるファイルは2回まで、それ以上やるとメッセージが表示され、正規版の購入を薦められる。
タブで開いて、複数のファイルを同時に参照して、自分の使いやすいようにショートカットキーも調整できる。少しいじって、あ、これで良いやとなった。
製品版は650円。素人があーだこーだと頭を悩ませどうにか事を進めるよりかは、650円払った方が早い。詳しい方はLinux系のOSのデスクトップ環境を導入したりすれば良いんだろうが、そこはこのオレ、どうにもできない。先述の通りである。
……という訳でアレコレ頭を抱えて右往左往したのがざっと6時間。それが3分と650年で解決した。
どうだろうか。凄まじく遠回りしている気がしないだろうか。
面倒くさがらずに調べよう探そう。当たり前の話である。