ダイズの為の土いじり

 思うところがあって土いじりを始めた。
 コアラについて調べ始めた事を端に発し、植物についても調べている内に、実際に手を動かしてみようと思いたったのだ。

 では植物を育てるとして何を育てようか。
 即座に思い浮かんだのがマメである。
 では何のマメかと考えたら、即座にダイズへ行き着いた。
 いつも食い物として塗料としてお世話になっている奴さんに白羽の矢を立てたのだ。
 有り難い事に初心者でも育てやすいらしい*1
 ダイズだけでは寂しいので、落花生も育てよう。

 

 ……という事で土を用意した。内訳は以下の通り。

ダイズ・ラッカセイ用のプランター:土(再利用)+「土の再生材」+鉢底用の石

 

 庭にあったプランターの土を再利用することにした。
 ホームセンターで購入した石を鉢の底に敷き、篩にかけて朽ちた植物の根や紛れ込んだ落ち葉を除いた土をプランターに戻していく。
 篩でこした土は何とも目が細かく、使いまわしだから随分と乾燥し痩せている。

 流石にこのまま使うのは気が引けるので、用意した土の再生材を撒いた。
 再生材の見た目は黒と白の粒。
 袋を開けた途端、何とも言えない独特の臭いが鼻を刺激した。
 シャベルでよくかき混ぜ、水をたっぷり加える。

 ヤマトコーポレーションから発売されているこの「土の再生材」には、窒素、リン酸、カリウム、苦土、マンガン、鉄、ケイ酸、石灰、アルミニウム、ナトリウムが含まれているという。
 ナトリウムと聞いて引っかかった。ナトリウムは土の中に多量にあると植物に悪影響を及ぼすと聞いたことがある。調べてみると確かにナトリウムは植物の生育に障害をもたらし、土の状態も荒れたものに成りやすくなる*2

 だが特定の植物には微量必須元素として必要で、サトウダイコンなどがそれに当たるらしい*3
 兎にも角にも、このこれで土壌の準備ができた。今は1月。ダイズのまき時は4月である。その間何をするか。

*1:大豆(だいず・ダイズ)の育て方・栽培|植物図鑑 LOVE GREEN

*2:『土壌の辞典』 1993年 久馬一剛ほか 朝倉書店

*3:『ナトリウムの有用性に関する比較植物栄養学的研究』近畿大学農学部紀要, 第31号,57-72, 1998, 高橋英一, 前嶋一宏